交通安全の始まりとは?のぼりと関連深い春秋の運動に迫る!

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交通安全の始まりとのぼり旗の使われ方

毎年、春と秋にある交通安全週間

普段から車を運転していると、あー今年もこの季節か-と気付くものですが、車を乗らない日が多くなると、特別に意識しなくなるもの。

それが『交通安全週間』ではないでしょうか?

今回は交通安全週間について、発祥や期間、そしてのぼり旗についてご紹介します。

由緒正しい?思ったよりも深い交通安全の始まりは?

交通安全

交通安全の始まりは、1908年の明治41年8月1日まで遡ります

この日、日本で初めてのドライブツアーが催されました

なぜ、公式な記録が残っているのか?

なぜ、ドライブツアーが催されたのか?と言えば、有栖川宮様御一行がご先導された遠乗会であったからです。

宮様一行は、東京は国立市にある谷保天満宮に向けてドライブツアーを行い、参拝された後、無事に帰途につかれた事が記録に残っています。

このことから、明治41年8月1日が交通安全が始まった日であり、宮様がご参拝された谷保天満宮は、交通安全発祥の地として呼ばれるようになりました。

このことは、谷保天満宮のサイト及び、谷保天満宮梅林にある石碑に記されています。

なお、谷保天満宮は現在、交通安全祈願なども行っており、交通安全のお守りなども販売しております。

東日本最古の天満宮です。交通安全祈願だけではなく、寺社にご興味のある方も参拝されてはいかがでしょうか?

気になるアクセスは以下になります。

鉄道

南武線谷保駅下車、徒歩3分

中央線国立駅下車、バス10分

(※バスは府中行き(谷保経由)となります。バス停「谷保天神」にて下車、目の前です。)

京王線府中駅もしくは聖蹟桜ヶ丘駅下車、バス10分

(※バスは国立駅行き(谷保経由)。バス停「谷保天神」にて下車、目の前です。)

車でお越しの場合

中央線高速道「国立府中インター」より3分。

谷保天満宮アクセスサイトより

春と秋にある交通安全週間について

事故現場

交通安全の発祥がわかった所で、お次は毎年春と秋に行われている交通安全週間について

何故こんな事を行っているのか?

日本では、統計を取り始めた昭和43年以降、交通事故による死亡者が毎日出ている現実があります。

その為、春秋の行楽シーズンを前に、各ドライバーに気を引き締めてもらうべく、交通安全週間と題して取り締まりを強化しています。

ちなみに、交通死亡者数ゼロを目指す日という取り組みも行われており、平成28年は9月30日が実施日でした。

交通事故死亡者

市町村、都道府県と言った個別の単位で見れば、何十日間死亡事故なし!とかのフレーズを聞いたことがあります。

しかし、日本全体で見た時、交通死亡事故がない日が存在しないのはショックなものです。

身近な人間を交通事故により亡くしている者としては、決して珍しいことではないと言う事実が逆に重いですね。

なお、平成28年度の交通安全週間は、4月6日~15日まで(春)、9月21日~9月30日まで(秋)となっていました。

どちらも10日間、水曜日から翌週の金曜日まで行われています。

電車移動が基本になると、本当に気にしなくなるものだなーと改めて思います。

交通安全週間にのぼり旗が活用される理由とは?

交通安全

交通安全週間ともなれば、大量ののぼり旗が全国各地ではためいています

何故のぼりが、使用されているのか?次はこの点について、考えてみましょう。

ポイントとなるのは、大量に使われることではないでしょうか?

道路沿いにズラッと、交通安全を訴えるのぼりが連なると、荘厳な物があり、とても目を見張る光景となります

のぼり旗がずらり

一言で言えば、目立つ。のぼり旗の信頼における強みは、情報を端的に目立たせて発信できることです。

しかも、大量枚数ののぼり旗が投入されているのです。

否が応にも、安全意識の高い運転を行うことになります

また1本ではなく、複数本が道路沿いにあること、見逃すことがなく、気がつくと視界に入っています。

特別に意識しないことこそ、情報がしっかりと届いています。

色や大きさにも特徴が

交通安全の呼びかけに使用されるのぼり旗は、通常サイズである事がほとんどです。

これは持ちやすく、見栄えもすることから選ばれているのでしょう。

また色彩には、黄色や赤色を基本的に使い、目立つ事を意識して作成されています

この他にも、安全や安心を意識させる緑色が定番であり、赤色との対比も出来る青色などもあります。

もちろん、フルカラープリントの物やグラデーションを取り入れたものなどもございます。

デザインやサイズに関しては、オリジナル作成を行う段階で色々と選ぶことが出来ます。

どういった交通安全のぼりを希望するのか?お求めの際は、ぜひ、お考え下さい。

交通安全週間以外ではのぼり旗は使えないのか?

ドコかの島の

そんな事はありません。もっと交通安全のぼりが広がってほしいと考えます。

  • 普段から頻繁に路上駐車の車が止まっており、視覚が出来てしまっている場所。
  • 歩道が狭く、走行する車との間隔が危険な所。
  • 車の走行を禁止している場所。
  • 走行が許可されていない時間なのに、抜け道の様になっている所。
  • 子供が思わず飛び出す可能性があり、信号などがなく、視界も悪い所。

飛び出す子供

これらの様な場所では、交通安全のぼり旗を有効的に活用して頂きたいと思います。

交通事故は、事故を起こした側、事故被害に遭われた側、双方の日常に暗い影を落とします。

そうした事態を避ける上でも、交通安全のぼりをお使い頂けましたら幸いです。

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