初めてのデモ決行マニュアル!申請内容例を含む準備方法

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デモ決行マニュアル!

デモ(デモクラシー)とは、民主主義そのものであり、民主的であろうとする行動を意味します。日本は現在、民主主義を掲げる国家である以上、個人個人の主張や思想は保護され、自由に発言することを許されている国です。

しかし、集団で集まり集会を開く場合、関係各所に許可を取る必要があります。何故ならば、一方の主張や行動は保護されますが、それに与しない人たちの生活を脅かす可能性がある以上、民主主義の観点から迷惑行為が成り立つからです。

(デモを行いたいなー・・・)と唐突に思って・・・

『そうだ!まずは、のぼりをつくろう!』

と思い立った時、その前にやることがあるんだよって情報を今回はご紹介します。

それはズバリ、デモのやり方!です。

警察への電話・・・それはデモへのファーストステップ

電話機

デモと言う名前が付いている以上、1人や2人でやるものではないでしょう。少なくとも10人、多ければ100人以上、あらかじめ判明している参加者がいるはずです。

また、ある一定の人数が集まる場合、集まるように呼びかけた人間や組織があるはずです。また、一定の人数が集まるということは、共鳴や共感を抱く主義主張があり、思想があるはずです。

と言う事は、その考えを届けたい誰かがいるでしょうし、それに見合った場所があり、手段があるはずです。

法治国家の日本では、こうしたデモを行う前から判明していることを警察に伝えて、デモの申請をしなければなりません。

何処へどんな風に伝える?

デモを行う各都道府県の警察本部、もしくは警視庁にデモを行いたい旨をお伝え下さい。

どんなことを伝える?

デモの目的や名前、そして組織名など分かっている範囲の情報を詳細に伝える必要があります。以下、参考となる例です。

組織名 ◯◯撲滅団
デモの名称 迷惑な歩きスマホを禁止する為の法案成立を目指す会
デモの目的 歩きスマホの危険性に警鐘を鳴らすとともに、立派な迷惑行為であることの自覚を促すこと。当団への理解を深め、賛同する支持者を集めること。
決行日時 平成〇〇年/20◯◯年◯月◯日◯時を予定
代表者 平成太郎
現場責任者 平成太郎
決行コース ◯◯公園~〇〇駅までの約◯キロ
人数(仮) 100人ほどを予定
参加者層 30代の男女
デモの内容 支持者拡大を目指したアピール
移動手段 徒歩なのか?車やバイクなどを使うのか?
集会の有無 デモ前、デモ後の集会を行うのか?否か?

これぐらいの情報をきちんと整理して、届け出を出す必要があるかもしれません。

警察へ連絡したら、次はどうすれば良いのか?次に行うべきは打ち合わせです。デモの内容によっては、人員をある程度導入しての警備が必要となってきます。こうした観点からも、しっかりとした打ち合わせが必要になります。

打ち合わせを行おう・・・相手は公務員なので時間厳守!

時計

打ち合わせを行うと決まったら、打ち合わせ相手のこと、つまりは警察官と言う職業について考えましょう。警察官は立派な公務員です。したがって、基本的な勤務時間が決まっています。

よって、打ち合わせの時間は朝の9:00~夕方18:00までに終わるようにしましょう。もちろん、公務員である警察官は土日がお休みなので、平日に行わなければなりません。

どんなことを打ち合わせるの?

打ち合わせの内容は、こちらが先導して行うことはありません。デモの打ち合わせには、デモに精通した担当者が対応してくれますので、担当者主導で打ち合わせが進行する形となります。

その際、注意点や忠告禁止行為などデモが安全かつ円滑に行えるよう、きちんとしたお話が伺えます。

デモを行う際は警察に対しての申請及び、警察との打ち合わせが必要です。それが分かった所で、続いて重要な場所選びについても触れていきましょう。

デモに100人弱集合・・・場所はどうする?

100人もの人間が集合できる場所には限りがありますし、歩道に100人もの人間が集合したら、通行人への迷惑行為で下手すれば捕まってしまいます。

その為、デモを行う際は、事前に集合場所を決めておかなければなりません。ただし、集合場所に関しては決めておけばいいと言うものではありません。

それが民間の場所であればその所有者に。公共の場であれば、そこを管理する組織団体に許可を申請しなければなりません。

集合場所は無料とは限らない

申請して許可を得る以上、すべての場所が無料で借りられるわけではないでしょう。有料であった場合、その為の費用負担もきちんと組織内で話し合う必要があります。

解散する時は?

デモを解散する時、その後に何らかの集会を行うのであれば、その会場に許可を取る必要がありますが、現地解散であれば許可を申請は必要ありません

集会許可も必要?

何らかの理由で集会を行う際、日本では警察組織に申請し、許可を頂かなくてはなりません。厳密に言えば集会の自由は憲法で保証された権利ですが、暴徒と化す危険性などがあると認識され、現行犯逮捕される可能性があります。

また現在では、道路を不当に占拠したと見なされ、道路交通法により処罰される可能性もあります。そうしたことを防ぐためにも、集会を行う際は管理する警察へ届け出て下さい。

さらに、ここ最近話題となっている共謀罪や準備罪などのことも考えると、デモを行う際はもちろん、集会を行う際もしっかりと届け出るようにしましょう。

さぁデモの準備は整った・・・のか?

デモを実際に行える準備が整ったのなら、最後は正式に申請しましょう。

正式な申請とは、ズバリ『文面に残すこと』です。事前に届け出を行った警察署へ出向き、申請書類を作成してきましょう。もちろん、この書類作成に関しては、打ち合わせをした際に担当者の方から、お話を伺えます。

書類による申請を行ったら、あとは許可が下りるのを待ち、デモを決行する流れになります。実際、こうして順序立てて見ていくと、デモを行うことはそれほど高い敷居があるわけではない気付くはず。

ちなみにのぼり旗の制作を考えるタイミングですが、警察での打ち合わせの時期、もしくは集合場所の確保が出来た時がベストだと思います。

また、デモでインパクトや視認性をもたらすのは、のぼり旗だけではありません。横断幕やジャンパー&ベストなどのユニフォームなどもあります。こうしたアイテムも当店では並行してオリジナル制作を承っております。

もしデモを行う際、必要なグッズ等々がございましたら、お気軽にご相談頂けましたら幸いです。

なお、プラカードなどと同様に、無地ののぼり旗・横断幕・ジャンパーにベストを用意して、自分たちでメッセージを書く込むのも常套な手段かと思います。こうした際の無地素材のお求めも、当店にご相談頂ければと思います。

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