「どうも最近、のぼりの隅がほつれてきたなー・・・」「なんだか見栄えも良くないし、気になるな―・・・」と、いつもの開店準備をしている最中に気づいてしまったあなた。
三巻縫製でしっかりと補強したのぼり旗を作成しませんか?
三巻縫製は、のぼりのほつれが気になるあなたにオススメの仕立て方法です。
ということでこちらでは、三巻縫製に関してのイロハを解説しております。
「ほつれにくい、のぼり旗が欲しい!」とお考えならば、読み進めてください!
三巻縫製ってなに?
三巻縫製とは、のぼりの生地端を三つ折にして縫製することです。
ズボンやTシャツなどの裾も三巻になっていることがあります。
三巻縫製は、決して珍しくも馴染みの薄い仕立てでもなく、日常生活の中に根付いている縫製なんです。
三巻縫製を行う目的とは?
そもそも、なぜ三巻縫製を行うのか?と言えば、耐久性を底上げするためです。
一般的なのぼりは、使用目的や使用期間などを考慮し、出来るだけ安価で仕上げたものを使用する傾向にあります。
そうしたのぼりは、熱に溶ける化繊系の生地を用いて、ヒートカットと呼ばれる熱の力で生地を裁断するのと同時に、端を融着させることで作成されます。
そのため、必然的に生地の端や隅は弱くなります。
一方、三巻縫製は生地を裁断した後で、端を縫製するので、必然的に耐久性の高いのぼりを制作することが出来ます。
三巻縫製の仕立て内容とは?
三巻縫製は、のぼりの生地端を三つ折にすることで、耐久性を生み出します。
この時、合計で4つの仕立て内容から、適切なものを選ぶことができます。
そして、その仕立て内容とは何辺を縫製するか?です。
ご存知のように、のぼりは長方形の旗です。そのため、上下左右、全部で4辺の辺が存在します。
もちろん、4辺すべてを縫製することが、もっとも耐久性に優れた三巻縫製であり、のぼりを作成することが出来ますが、ポールへの固定方法により、縫製箇所に影響が出てきます。
そこで、三巻縫製を希望する際は、同時にポールへの固定方法をご検討していただくことをオススメします。
三巻縫製を行うポイントは?
三巻縫製を行う際は、優れた耐久性を求めて行われる仕立てです。
そこで三巻縫製を行うのであれば、行うだけの理由があるべきです。
どんな時、どんな状況なら、三巻縫製を行うべきなのか?最後にそこをまとめて終わります。
長くのぼりを使いたい!
「1本ののぼり旗を末永く使いたい!」とお考えの場合には、三巻縫製を行うべきです。
何故ならば、長く使うと言う気持ちと、ヒートカットで仕上げたのぼりの現実は、相容れない物であり、矛盾を起こしているわけです。
そのため、1本ののぼりを大切に使いたいのであれば、三巻縫製を行うことをオススメします。
建物の間隔が近く密集している!
のぼりが破損する原因の多くは、風に吹かれることで、生地端がコンクリートなどの建造物素材にぶつかることだと言われます。
ですから、建物が密集している場所は、のぼりが傷みやすい環境なのです。
そこで、三巻縫製を行うことで、単純な耐久性を高めて、少しでもほつれにくいのぼりを作成してみることをオススメします。
なお当店では、お客様が求めるのぼりにとって、適切な制作内容をご提案することも行っております。
三巻縫製を行うべきか?どうか?お悩みの時も、お気軽にご相談頂ければ幸いです。
お客様からのお問い合わせやお見積り、のぼり工場ではお待ちしております。